旭川デザイン協議会

 

 

 

デザインギャラリーとコレクション館

デザインギャラリーとコレクション館

1.背景と状況
旭川地域には優れたデザインの集積があります。教育機関としては、北海道教育大学旭川校、北海道東海大学芸術工学部(当時)、道立旭川高等技術専門学院造形デザイン科・色彩デザイン科・印刷デザイン科があり、試験研究機関としては、道立林産試験場、旭川市工芸センター、旭川市工業技術センターを有し、さらに、行政機関としては旭川市経済部産業振興課産業デザイン係を配しています。
地域産業としては旭川地域は全国有数の家具産地として、ハイセンスなデザインと高品質な家具づくりで、広く全国に販売されております。この間、平成2年から3年ごとに「国際家具デザインフェア旭川」を開催してきております。
また、クラフト、アパレル、金属製品、住宅建築及び建築設計、景観土木等も高いレベルにあり、さらに、商品の高付加価値化やイメージアップを図る広告デザイン分野においても活発な活動を展開しております。このような状況の中で「Gマーク商品」、「グッドデザインほっかいどう」や「北海道生活産業デザインコンペティション」の選定を例にとりましても、輝かしい実績を刻んで来ております。

2.設置経緯と目的
時代はいま、地域の戦略的な自立が求められています。地域の資源や加工品や生産物の、その技術や情報に付加価値を付けた効率的な経済活動に転換して行く必要があります。しかし、地域のデザインレベルは高いものの、未だその分野は限られていることから、さらにデザイン振興を図り地域産業や地場産業にデザイン導入を促進する必要があります。また、デザインが有する戦略性・創造性を活用し、地域特性を生かしたまちづくりが求められています。
そこで、我々はデザインを横軸とした「産・学・官」の連携組織が必要と考え、設立に至りました。我々は過去のデザインイベントや展示会事業を重ねる中で、自前の展示施設を持ちたいというのが関係者の長年の願望でしたが、旭川駅周辺の再開発計画が進められて行くなかで、明治30年頃に建てられた歴史的建造物のレンガ倉庫群がその使命を終えようとしていましたが、上川倉庫(株)と旭川市の理解もあって、デザインギャラリーとコレクション館に生まれ変わりました。

3.運営主体
旭川デザイン協議会 (平成11年4月より)