更年期障害の診断法



血液のホルモン測定を行えばはっきり分かります。測定する項目は脳の下垂体のホルモンFSHLHそれと卵巣のエストロゲン(この中でも一番力価の高いエストラジオール)の3項目を測ります。
しかし、この検査は比較的高額でHRT外来に受診する人はかなりの人が何らかの症状を持っているので当院ではほとんど行っていません。婦人科診察と更年期指数の表でもはっきりしない場合のみホルモン検査を出しています。

更年期障害と症状が鑑別が必要な疾患
1。うつ病あるいは仮面うつ病(精神科領域)
疑いのある場合 当院ではSDSという心理テストにて抑うつ性を判定し、疑いが濃厚の時は精神科へ紹介しています。
2。メニエル病(耳鼻科領域)
更年期障害のめまいと誤まる場合がありますが、更年期のめまいは軽症であるのと他の症状から鑑別は容易です。
3。甲状腺疾患(内科領域)
機能亢進症でも機能低下症でも更年期障害と似た症状のものが多い。疑いのある場合は血液検査ですぐ診断できるので専門内科医へ紹介しています。





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