北海道のおみやげ(乳製品)

 

    北海道の乳製品は、本州のものより一味違うおいしさだとにんきがあります。

これは乳牛を飼育する肥料のせいと言われています。本州では稲わらなどを

主な飼料にしていますが

北海道では広大な土地を利用した栄養豊かな牧草を主な飼料にしております。

牛乳の生産量は日本の3分の1を占めております。

バター

 北海道で初めてバターが作られたのは、明治6年、真駒内種畜場の七重分場(函館)

でしたが、本格的な生産は大正15年から、札幌の北海道製酪販売組合連合会(現
雪印乳業)

始めました。バターはそのほとんどが乳の脂肪で、規格では乳脂肪分80%以上、

水分17%以下と定められています。

発酵バター

  原料クリームを乳酸菌で発酵させて作ります。欧米では好まれ、

無塩の発酵バターが大量に作られています。

甘味バター

乳酸発酵を行わず、原料クリームを殺菌処理して作られた温和なバターで、我が国では

有塩、無塩を問わずほとんどが、このタイプのバターです。

 

チーズ

 堅さによる区分は@超硬質(パルメザンなど)A硬質(チェダー・エダムなど)

 B半硬質(ブルー・スチルトンなど)C軟質(カマンベール・カッテージ・クリームなど)

 に群別しています。

 日本でのチーズの歴史は、明治8年に開拓使七飯勧業試験場(函館)での試作が最初ですが、

 本格的には昭和8年(現 雪印乳業)が、北海道の早来町遠浅に製造工場を建て

生産を行ったのが始まりです。

ナチュラルチーズ

 乳酸菌や酵素を加えてできた凝乳から水分(乳精)を除いて固形化したもの。

プロセスチーズ

 ナチュラルチーズを2種類以上混合して、乳化殺菌したもので、日本では一番ポピュラーな

 チーズです。

    チーズの栄養価は非常に高く、良質のタンパク質が主成分ですが、カルシウム・ビタミンA

    ビタミンBなど日本人が必要とする成分が豊富に含まれています。